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種類別に見る屋根修理の費用相場【大阪編】

ここでは、屋根の種類別の特性(メリット・デメリット)や屋根修理にかかる費用相場について説明しています。

瓦・スレート・金属それぞれの屋根の修理について

屋根は大きく分けると、瓦屋根、スレート屋根、金属屋根の3つの種類があります。それぞれのメリット、デメリット等をまとめてみました。

 屋根の種類  メリット デメリット  費用相場 
 瓦屋根 高級感がある
耐久性-大(40~50年)
耐火性、防水性、遮音性に優れる
比較的高価
重い(耐震性に劣る)
衝撃により割れる
10,000~15,000円/㎡
 スレート屋根 価格が安い
施工がしやすい
軽い(耐震性に優れる)
防水性に劣る
定期的に塗替えが必要(10~15年)
強風で棟部分が破損しやすい
4,500~5,500円/㎡
金属屋根 比較的安価
軽い(耐震性に優れる)
耐火性、防水性に優れる
加工がしやすくデザイン性に優れる
定期的に塗替えが必要(10年)
遮音性、耐熱性に劣る
老朽化で浮いたり剥がれたりする
塩害により腐食が早まる
5,000~8,000円/㎡

以上のように、どの屋根にも一長一短あるため、どれが一番ということはありません。

共通して言えることは、長期間メンテナンスをしないで放置しておくと、天候や経年劣化によって何らかの痛みが生じ、ひどくなってしまうことです。

全面葺き替えが必要になってしまうと、どの屋根もかなりの費用がかかることになります。定期的にメンテナンスを行い、傷が浅いうちに手当てをしておくことが重要です。

ここでは、さらに詳しく各屋根の特徴や修理について解説していますので、これから屋根修理を検討している方は、参考にしていただければ幸いです。

屋根の修理方法の種類

ひと口に屋根の修理と言っても、その種類はさまざま。どんな工事があるのか大まかに知っておくと役立つでしょう。

葺き替え工事

工事内容

古くなった屋根材を新しいものに取り替える工事です。まず既存の屋根材、およびその下に敷かれている葺き土をすべて撤去し、屋根の下地が見えるようにします。下地に破損や腐食がないかどうかチェックし、必要に応じて修復したり、強度が足りない場合は野地板を追加したりして補強します。

次に、野地板の上に雨水の侵入を防ぐためのルーフィング(屋根の防水シート)を貼り付けていきます。隙間ができないように端部を軒先から棟に向かって重ね合わせるように貼るため、屋根の面積よりも多くのルーフィングを使用します。

ルーフィングの上に新しい屋根材を設置していきます。ルーフィングと同じく、雨水を防ぐため軒先から棟に向かって作業します。最後に棟板金を行い、防水のためしっかりとシーリングして完成です。

対応する屋根の種類
主にスレート屋根、瓦屋根、金属屋根
修理を検討する時期
20年前後経過している時。その他、屋根の劣化が激しい時。
施工期間
5~7日間
予算
60万~200万円

葺き替え工事(カバー工法)

工事内容

既存の屋根材の上に防水シートと新しい屋根材を重ね、カバーする工法です。まず既存の屋根の状態を細かくチェックします。この時、腐食や劣化、カビが見つかった場合はカバー工法での補修を行うことはできません。屋根の状態に問題がなければ屋根を洗浄し、工事に入ります。 棟とその下の板を外し、既存屋根材の上に防水紙を敷いていきます。雨水が侵入した場合に逃げ場をなくして溜まることを防ぐため、部分的に防水紙に隙間を設けておきます。

防水紙の上から金属屋根を取り付け、隅棟・谷棟の設置を済ませてから、軒先から棟に向かって平板を取り付けていきます。隅の部分や棟の部分はサイズを測り、その場で手作業で加工することが多いです。この流れですべての面を施工していきます。

対応する屋根の種類
主にスレート屋根
修理を検討する時期
20年前後経過している時(既存の屋根材がまだ腐食しておらず、次の葺き替え工事までの時期を延ばしたい場合)
施工期間
5~7日間
予算
80~120万円

屋根塗装工事

工事内容

屋根材の上に特殊な塗料を塗って耐候性・遮熱性などの性能を向上させる工事です。塗料にはさまざまなものがありますが、施主の希望や屋根材の材質などを考慮しつつ適切なものを選定します。最初は屋根を洗浄して汚れを落とす作業です。前の塗装剤の被膜が中途半端に残っている場合には、高圧洗浄で確実に除去しておきます。

そして、棟包みにサビ止めの塗装を施し、屋根材に塗料をよく密着させるための補助的な塗装剤を1回~2回塗ります。この作業後、屋根材に小さな隙間を作る「タスペーサー」を付けます。これは雨水を逃がすための「縁切り」と呼ばれる処理です。

最後に上塗り塗料を塗っていきます。2回~3回塗って被膜を厚くすると防護性能も高くなり、また見た目にもツヤが出ます。

対応する屋根の種類
主にスレート屋根
修理を検討する時期
7年~20年前後経過している時(前回に施工した塗料の品質により前後します)。屋根の塗装が劣化した時。
施工期間
10~12日間
予算
40~80万円

漆喰補修工事

工事内容

瓦と屋根を接着する役割を持つ漆喰(乾いた粘土のようなもの)が崩れた部分を補修する工事です。まず、古い漆喰を除去します。崩れている表層を取り除くだけでなく、漆喰の下の葺き土が現れるまでしっかりと除去したほうが、最終的な仕上がりの強度が上がります。

次に漆喰を塗布する土台となる葺き土をならし、水分で湿らせておきます。葺き土の状態を整えることで漆喰の定着度が良くなるためです。

最後に漆喰を塗っていきます。漆喰の量が少なすぎると瓦を保持する性能が悪くなり、反対に多すぎるとそこが雨にさらされ、劣化が早まってしまいますので、適量を塗布していかなければなりません。漆喰の塗りつけのクオリティは職人の熟練度によって左右されます。

対応する屋根の種類
瓦屋根
修理を検討する時期
15年前後経過している時。漆喰の損傷が視認できる時。
施工期間
2~4日間
予算
30~80万円

屋根の種類

瓦屋根の種類

屋根の修復が難しければ、新しく葺き替えを行わなければなりません。瓦屋根には以下の種類があります。

釉薬瓦

釉薬瓦は、赤土で形成したベースの瓦に釉薬というガラス液を薄くかけて焼き上げたものです。焼き上げ時に釉薬が化学反応を起こすため、釉薬の成分によってさまざまな色を出せる点が特徴です。日本家屋らしい独特の趣があり、耐久性は抜群ですが、重たいため耐震性に劣る、強風で飛ばされやすく台風に弱いというデメリットもあります。

いぶし瓦

密閉空間でいぶすことによって炭素に還元反応を起こさせ、銀色に仕上げた瓦です。釉薬瓦は釉薬をかけた部分のみに色が付くため瓦の内部や裏面は土そのままの色が出ているのが特徴ですが、いぶし瓦は裏面も割った断面も一様に銀色になっています。釉薬瓦に比べると経年による色のムラが出やすいという弱点があります。

セメント瓦

セメント瓦は、顔料を混ぜて焼くためさまざまな色味のものがあり、和風・洋風・フラットなど形状のバリエーションも豊富です。家のデザインに合わせて柔軟に選択できる点が魅力ですが、一方で耐候性・耐光性が低いため、約10年ごとの塗り直しや20~30年ごとの葺き替えが必要となります。

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スレート屋根の種類

スレート屋根の葺き替えの際は、コロニアルかルーガの二種から選ぶことになります。それぞれの特徴を紹介します。

コロニアル

カラーベスト、スレート瓦とも呼ばれる屋根材です。軽量・安価・施工が容易なため人気があり、最近の戸建住宅では最も多く使用されています。厚みがないので断熱性は期待できませんが、遮熱性を高める特殊コーティングを施した製品もあります。10年に1度程度メンテナンスとして塗装を行わなくてはなりません。

ルーガ

厚みがなく断熱性に劣るというスレート屋根の弱点を解消したハイグレードな屋根材です。高価なため予算に余裕のある方向けではありますが、軽量で耐震性が高いというスレート屋根の良さは維持したまま、厚みを出して耐候性・耐久性を高めています。施工法に厳しい制限があり、限られた施工業者しか取り扱うことができません。

スレート屋根について詳しく見る

金属屋根の種類

金属屋根には以下のような種類があります。葺き替える際はそれぞれの素材の特色を理解して選びましょう。

成型ガルバリウム鋼板

亜鉛とアルミの合金で作られた鋼板です。施工が簡単で、費用が安く済むというメリットがあります。薄い金属のみでは遮音性や遮熱性が低いという弱点がありますが、裏面に充填剤を付けることでどちらも対処できます。グレードの幅が広く、充填剤が付いていないシンプルなものから、より遮音性や遮熱性を高めたものまでさまざまです。

ジンカリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とほぼ同じ品質の屋根材です。唯一の違いとして、ジンカリウム鋼板はアクリル樹脂などを用いて表面に天然石の粒をコーティングしてあります。この天然石の働きにより、長期間塗り替えを必要としません。断熱剤が付いていないものが多い点に注意が必要ですが、天然石の粒が防音層となって雨音が気にならないという点はメリットです。

立平葺き

瓦棒葺きと似ていますが、瓦棒葺きの垂木を省略したタイプの施工法です。垂木を使用しないため施工が簡単で価格も安く、近年では瓦棒葺きよりも人気があります。現地で部材のサイズ調整を行う他の屋根材と違って、立平葺きの屋根材は加工工場でぴったりのサイズに整えてから現場に持ち込むため、スピーディに仕上がるのが特徴です。

金属屋根について詳しく見る

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