屋根修理のタイミングやメンテナンスは屋根の素材によって異なります。ここでは、屋根によく使われる4つの素材について解説していきます。
最近よくみるサイディング屋根修理は10年に1度がひとつの目安です。修理の主な内容は洗浄、塗装です。
板金屋根の屋根修理は15年に1度がひとつの目安です。ただ、10年に1度再塗装するとより長持ちさせることができます。
銅板屋根は耐久性が高いため屋根修理は20〜30年に1度がひとつの目安です。ただ、その分価格は高い傾向にあります。
瓦屋根の本格的な屋根修理は100年に1度で良いとする声もありますが、修理をしなくても数年に1度は点検をおこなってみるとよいでしょう。
以下の症状が出た場合は、修理は必要です。
先ほど紹介した素材ごとの耐久年数に照らし合わせ、破損などが目立つようになれば修理をする必要があるでしょう。また、破損がなくとも色あせが顕著な場合は修理しても大丈夫です。
この場合は早急に修理する必要があります。ただ、この場合は全体の修理ではなくピンポイントの修理になることが多いため、費用はそこまでかからないでしょう。
雨漏りも早急に修理が必要です。ただ、雨漏りの場合は瓦のズレ、コーキングの外れ、屋根材の浮きなど考えられる原因がいくつかあるため、その原因をしっかり突き止めることが重要になってきます。
一口に屋根修理といっても、その方法や規模はさまざまです。ここでは、屋根修理の方法ごとにかかる工事期間の目安を紹介していきます。
屋根の素材、その下にある防水シート、そして野地板を張り替える工事です。工事期間は1週間ほどです。
葺き替えでは元の素材をすべて撤去しますが、重ね葺きでは今使っている素材に新しい素材を重ねていきます。撤去に関する工程を丸々省けるため、履き替え工事よりも安価なのが大きな特徴です。工事期間は葺き替え工事と同じ1週間ほどとなっています。
1度屋根に付着している汚れをすべて洗い落として乾かしたあと、塗料で塗っていく工事です。塗料は温度変化に強いもの、遮熱効果があるものなどさまざまな種類があります。工事期間は10日ほどです。
屋根瓦の下にあり、下地と瓦の接着剤の役割を果たしている漆喰を新しく詰める工事です。工事期間は2〜4日ほどです。
まっすぐな屋根を止めているてっぺん部分(=棟板金)を取り替える工事です。場合によっては棟板金の下にある下地も交換することがあります。工事期間は2〜4日ほどです。
屋根に流れる雨を集めて下に送る「雨樋(あまどい)」を新しいものに交換する工事です。工事期間は1〜3日ほどです。
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